腸管出血性大腸菌感染症(О157など)

更新日:2020年07月13日

腸管出血性大腸菌が感染することで引き起こされる感染症です。

О157、О26、О111など様々な菌の型があります。

どうやって感染するの?

主に菌に汚染された食品(生肉、生野菜など)や水の摂取、また患者の便で汚染された手がトイレのドアノブなどに触れることで、他の人の手を汚染し口などを通して感染します。

どのような症状が出るの?

初期症状は、下痢と腹痛です。その後、激しい腹痛、血便、嘔吐などの症状が出ます。

感染しても症状が出ないこともあり、潜伏期間は2日から14日(平均3日から5日)あります。

患者の6%から7%に溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重症な合併症を発症することがあります。特に子どもや高齢者など、抵抗力の弱いかたは重症化する可能性がありますので、注意が必要です。

初期症状がありましたら、早めに医療機関を受診しましょう。

施設などで患者が出た場合は、患者の嘔吐物、糞便の処理の際、マスク・手袋をして処理をし、処理後は、十分に手洗いをしましょう。

腸管出血性大腸菌感染症を予防しましょう

石けんと流水でよく手を洗いましょう

  • 調理前、生肉を触った後、生で食べる食品を触る前など、調理の種類が変わるごとに手を洗いましょう。
  • トイレの後の手洗いも十分にしましょう。

よく加熱し、調理後は早めに食べるようにしましょう

  • 調理の際は、食品を中心部まで加熱しましょう(大腸菌は75度で1分間以上加熱することで死滅します)
  • 調理後はできるだけ早く食べきりましょう

調理器具と食品の保管場所に注意し、清潔の保持を心がけましょう

  • まな板、包丁などは、使用目的別(肉用・魚用・野菜用など)に使い分けましょう
  • 調理器具の使用後は、洗剤でよく洗い、乾燥させた後、保管しましょう

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電 話:048-266-5557(川口市保健所代表)
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