ロタウイルス感染症定期予防接種について

更新日:2022年06月24日

予防接種法の改正により、令和2年10月1日からロタウイルス感染症予防接種が定期接種になりました。

このワクチンは、ロタウイルス以外の原因による胃腸炎には予防効果を示しませんが、ロタウイルス胃腸炎の発症そのものを7~8割減らし、入院するような重症化は、そのほとんどが予防できるとされています。

令和2年8月1日以降に生まれたかたが対象になります。対象のかたへは生後2か月になる前月の月末に通知を送付します。転入されたかたは、地域保健センターへご連絡ください。

対象

接種日時点で川口市に住民登録があり、令和2年8月1日以後に生まれた、出生6週0日後から32週0日後(ワクチンの種類により出生24週0日後)までのかた
 

費用

無料

持ち物

母子健康手帳

予診票

保険証、マイナンバーカード等の住所及び生年月日が確認できるもの

実施医療機関

ワクチンの種類及び接種方法

ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、経口による接種を行います。医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。2種類とも、予防効果や安全性は同等ですが、接種回数が異なります。なお、途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。

初回は、生後2か月から出生14週6日後までに完了することが望ましいとされています。出生15週0日後以降の初回接種はお勧めしません。

ワクチン名

ロタリックス(1価)

ロタテック(5価)

接種時期

出生6週0日後から24週0日後

出生6週0日後から32週0日後

※どちらのワクチンも、初回接種を、生後2か月から出生14週6日後までにします。

接種回数

2回接種(27日以上の間隔をあける)

3回接種(27日以上の間隔をあける)

接種後、
特に注意する事

どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症(後述)の症状に注意し、症状が見られた際には、すみやかに接種した医療機関を受診してください。

ロタウイルス胃腸炎とは

口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても、感染予防をすることが難しいため、乳幼児のうちに、ほとんどの子どもが感染します。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で、もっとも多い感染症です。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響をおよぼすこともあり、注意が必要です。生後、すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は、早い時期に完了させます。

ワクチンを接種する前に

赤ちゃんのお腹がいっぱいだと、上手にワクチンが飲めない場合がありますので、接種前30分ほどは授乳を控えることをお勧めします。なお、ワクチンがうまく飲めなかったり、吐いたりしてしまった場合でも、わずかでも飲み込みが確認できていれば、ワクチンの効果に問題ありませんので、再度接種する必要はありません。

ワクチンを接種した後で

接種直後は、医療機関で30分ほど様子を見てから帰宅してください。ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中に、ワクチンのウイルスが含まれることがあります。おむつ交換の後など、ていねいに手を洗ってください。高熱、けいれんなど、異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

腸重積症について

腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです(下図)。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと、3〜4か月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなります(下のグラフ)。早めに接種を開始し、完了させることが勧められています。

腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早く治療すれば、ほとんどの場合、手術をせずに治療できます。以下のような症状が一つでも現れたら、腸重積症が疑われます。

泣いたり不機嫌になったりを繰り返す

嘔吐を繰り返す

ぐったりして顔色が悪くなる

血便がでる

このような症状に気づいたら、すみやかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。

 

腸重積症について
日本人小児の月齢別腸重積症の患者分布

腸重積症以外の副反応について

ロタリックス:易刺激性、発熱、下痢、食欲不振、嘔吐、血便排泄、鼓腸、腹痛、胃腸炎等

ロタテック :下痢、嘔吐、便秘、発熱、中耳炎、胃腸炎、鼻咽頭炎、ラクトース不耐症等

※ いずれも一過性で、重篤なものはまれです。

接種できない場合

明らかに発熱(通常37.5℃以上)している人や、重度の急性疾患にかかっている人、過去に同じワクチンで強いアレルギー反応が出た人は、接種することができません。また、未治療の先天的な消化管障害のある人や、過去に腸重積症をおこした人、重症複合型免疫不全(SCID)のある人も、接種できません。このほかにも、接種を中止したり、延期したりしたほうがよい場合もありますので、予防接種を受ける日には、あらかじめ予診票を記載して受診し、医師と相談してください。

関連リンク

お問い合わせ

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