子ども大学かわぐち活動の記録(令和4年度)
更新日:2022年09月14日
令和4年度子ども大学かわぐち 講義の様子
1日目:令和4年 7月24日(日曜日) 会場:川口市立青木東公民館(ホール)
時間 |
内容 |
講師 |
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9時30分〜10時00分 |
(入学式)
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10時00分〜 12時00分 |
(講義1) 「わらべうたであそぼう!」 |
埼玉学園大学 教授 山本 幸正 先生 |
令和4年度の子ども大学かわぐちが始まりました!!
まずは入学式が執り行われました。
はじめに、子ども大学かわぐち学長、茂呂 修平 川口市教育委員会教育長の式辞です。「本当の大学生になったつもりで、ここに集まった友達と協力しながら積極的に学んでください。」と激励の言葉をいただきました。
次に、入学の証として入学生全員の呼名を行いました。緊張しながらも子ども大学への意気込みを感じさせる姿が、とても立派でした。
次は、学生代表による決意の発表です。「学校では教わらないようなことを学ぶことができるのでとても楽しみにしています。」「他の学校の友達との交流を深め、友達の輪を広げたいです。」と、決意を堂々と述べました。
最後に、入学を記念して集合写真を撮りました。きゅぽらんも登場し、みんなの表情がさらに明るくなりました。子ども大学かわぐちの充実を予感させる笑顔のスタートとなりました。
いよいよ初めての講義! 講義1は、埼玉学園大学教授の山本 幸正先生による「わらべうたであそぼう!」です。
この講義のめあては、「音楽で大切な節を身体で覚える」「昔の遊びを知る」「わらべうたあそびを学校の友達に教えてあげる」でした。
わらべうたで全員の名前を歌いながら紹介したり、ペアになって歌いながら身体を動かしたりしました。活動を通して少しずつ身体がほぐれ、他校の友達と笑顔で話す子どもたちも増えてきました。ボールを使ってリズムをとりながらわらべうたを歌う活動では、まさにめあての一つである「節を身体で覚える」ことを子どもたちが自然にできていました。
わらべうたを通して、昔の遊び方を知り、学年も学校も違う子どもたち同士の仲が深まったように感じます。講義2日目以降も、子ども大学で出会った友達と協力しながら楽しく活動していきましょう!
2日目:令和4年 7月31日(日曜日) 会場:川口市役所鳩ヶ谷庁舎(305会議室)
時間 |
内容 |
講師 |
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9時30分〜12時00分 |
(講義2) 「宇宙船に乗ろう!」 |
地球温暖化防止活動推進センター |
2日目は環境学習「宇宙船に乗ろう!」です。
講師は地球温暖化防止活動推進センターの皆さまでした。
「ある日、突然地球に住めなくなり、みんなは宇宙船に乗って30年間生活することになります。宇宙船に何を持っていく?」をテーマにみんなで考えました。子どもたちは「何を持って行こう・・・。」と真剣に考え、はじめは食料や飲料、ゲームといった意見が出ました。しかし、考えていく中で、30年間生活するのであれば、持って行った食料は腐ってしまうし、飲料も30年分は持っていけないということに気が付きました。そこで食料は種や植物等を育て、飲料は使い終わった水をろ過して再利用する等、「循環」させていくことが大切なことだと気が付きました。
そして、最後に地球温暖化防止活動推進センターの方が「実は宇宙船は地球のことです。限りある資源を無駄にせず、循環させていくことが地球環境を守るためにも大切です。」と話をされ、子どもたちは新たな学びを得ることができたようです。
講義3日目も意見を出し合い、みんなで考えながら学びを深めていきましょう!
3日目:令和4年 8月7日(日曜日) 会場:川口市役所鳩ヶ谷庁舎(305会議室)
時間 |
内容 |
講師 |
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9時30分〜12時00分 |
(講義3) 「SDGsってな~に?」 (世界と日本の繋がり) |
JICA埼玉デスク 矢田部 建佑 先生 |
3日目の講義は「SDGsってな~に?」(世界と日本の繋がり)です。
講師はJICA埼玉デスクの矢田部建佑先生でした。
「SDGsの視点から見る世界はどんな世界かな?」をテーマに、日本の課題はもちろん、世界の課題についても現地の写真を見ながら講義をしてもらいました。世界には学校に通っていない子どもたちが大勢いることや水道水を飲めることが当たり前ではないこと、食べ物に困っている人々がいる中、日本での食品ロスが問題となっていること等を学び、様々な課題があることに気が付きました。
後半は、班に分かれてワークショップを行いました。川口市は将来どうあるべきなのか、SDGsの17の目標のうち、一番大切なものは何か、自分自身で考え、グループ内で話し合いました。「川口市は人がたくさんいるので、一人一人がエネルギーを大切に使っていくことが課題だと思う。」「建物が増えて、だんだん自然が減ってきているので、陸の豊かさを守ることが大切ではないか。」等、子どもたちは意見を出し合いながら考えを深めていました。
講義の最後には「様々なことにチャレンジしてほしい。そして、これから先の未来、他国で抱える問題や自分たちが住む地域の身近な課題を他人事ではなく、自分事として捉えていってほしい。」と矢田部先生からお話がありました。
講義4日目は、「電子オルゴールを作ろう!」です。音がどのような仕組みで鳴るのか考えてみましょう!
4日目:令和4年 8月21日(日曜日) 会場:川口市役所鳩ヶ谷庁舎(305会議室)
時間 |
内容 |
講師 |
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9時30分〜12時00分 |
(講義4) 「電子オルゴールを作ろう!」 |
埼玉県立川口工業高校 柳 琢也 先生 |
4日目の講義は「電子オルゴールを作ろう!」です。
講師は埼玉県立川口工業高等学校の皆さまでした。
まずは音が鳴る仕組みについて考えました。「どうして音が鳴るの?」という講師の質問に子どもたちは真剣に考え、発表していました。その中で、空気が振動して音が鳴るということや電磁石の仕組みについてわかりやすく解説していただきました。そして、学校で習うことが自分の生活の身近なところで活用されていることを学びました。
つづいて、いよいよ電子オルゴール作りです。材料の中には、リユースされた段ボールもあり、SDGsの目標の一つ「つくる責任・つかう責任」に意識を向けることができました。見慣れない部品や初めての作業に、これは中々大変そう・・・と思いましたが講師のわかりやすい説明と工業高校の生徒さん達が個別に丁寧に教えてくれたおかげで無事に完成しました。自分で作ったオルゴールが鳴った時には、みんな嬉しそうな顔をしていました。
オルゴールを作るだけでなく、高校生と接する貴重な機会もあり、とても学びの多い内容となったのではないかと思います。
講義5日目は、「ランプシェードを作ろう!」です。子ども大学かわぐち最終日になります。
5日目:令和4年 9月11日(日曜日)会場:川口市立青木東公民館(講座室)
時間 |
内容 | 講師 |
9時30分~11時30分 |
(講義5) 「ランプシェードを作ろう!」 |
株式会社ウッド・アート・ワーク |
11時30分~12時00分 | 修了式(新型コロナウイルス感染症予防のため、内容を縮小して行いました) |
5日目の講義は「ランプシェードを作ろう!」です。5日間にわたる子ども大学かわぐちもいよいよ最終日となりました。
講師は株式会社ウッド・アート・ワークの方々でした。
環境のことを考え、「端材」を再利用して、おしゃれなランプシェードを作りました。
「どんな模様にしようかな・・・。」子どもたちは和紙やモール、ビーズなど様々な材料を使ってオリジナルのランプシェード作りに取り組んでいました。作成していく中で、同じグループの友達とも気軽に話しながら楽しそうに活動している姿が印象的でした。
それぞれの作品が完成して、みんなで点灯式を行った際には、子どもたちのランプがとてもきれいに灯され歓声が上がりました。材料を無駄なく使うことで環境を守ることにつながるだけでなく、自分たちの生活を豊かにできることを学びました。
講義後、修了式が執り行われました。新型コロナウイルス感染症予防のため、内容を縮小して行いました。
はじめに、5日間の講義を修了した証として、修了証書が授与されました。学生代表の児童は立派な返事、立派な姿で証書を受け取ることができました。
次に、子ども大学かわぐち学長 茂呂修平 川口市教育委員会教育長の挨拶です。動画での挨拶となりましたが、「子ども大学の講義を通して、ものの見方や考え方が深まり、仲間と協力しながら課題を解決する力が身に付いたと思います。学んだことをこれからの学校生活や大人になって社会に出たときに生かしてください。」との言葉をいただきました。
最後に、学生代表の言葉です。「これからはSDGsの17の目標を大切に、少しでも自分にできることをしたいと思います。ここでの経験を、これからの学校生活や普段の生活にも生かしていきたいです。」と感じたこと、学んだことを堂々と述べ、閉式となりました。
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