旧神根待機宿舎で泡放射訓練を実施しました。

更新日:2023年11月21日

北消防署管内の課・分署の消防隊が泡消火薬剤を使用した泡放射訓練を実施しました。

消防隊の実施する消火活動には、建物火災(A火災)、油などの危険物火災(B火災)等の火災性状に合わせた泡放射による消火活動があります。

A火災対応混合水の放水

A火災対応混合水の放水。隊員が持つノズルから、消防ポンプ車から水とA火災対応の消火薬剤を混ぜた混合水が勢いよく放水されています。

A火災対応の混合水の放水。今回は壁ですが壁に当ると空気が入り泡状に変化します。泡状になるとその場所に留まろうとし、中に深く浸透してゆくので消火効率が上がり鎮火までの時間短縮と少ない水での消火が可能となります。

A火災対応の混合水の放水。今回は壁ですが壁に当ると空気が入り泡状に変化します。泡状になるとその場所に留まろうとし、可燃物の中に深く浸透してゆくので消火効率が上がり鎮火までの時間短縮と少ない水での消火が可能となります。

A火災対応泡放射。キャフスによる泡放射。

A火災対応泡放射(キャフス)。消防ポンプ車の特殊な装置で作られた泡が隊員の持つノズルから放射されています。

キャフスによる泡放射。泡の状態、消火能力は混合水の場合とほぼ同じです。

A火災対応泡放射(キャフス)とA火災対応混合水の違いは、泡放射は隊員の体力的負担が小さく隊員の機動力は上がります。混合水は隊員の体力の負担は大きいですが泡よりも水分が多いので火勢を一気に抑え込むことができます。

B火災対応泡放射(可燃性液体のような危険物)。消防車側の様子。消防車とノズルの間のホースの途中にラインプロポーショナーというB火災専用の消火薬剤を吸引するための資器材を設定します。

B火災対応泡放射(油のような危険物)。消防車側の様子。消防車とノズルの間のホースの途中にラインプロポーショナーというB火災専用の消火薬剤を吸引するための資器材を設定します。赤いポリ缶の脇にある資器材がラインプロポーショナーです。

B火災対応泡放射。車両側の様子。ラインプロポーショナーは、ラインプロポーショナーの中を通る水の流れのスピードを利用してラインプロポーショナーから出ている細いホースから泡原液を吸引し水に混合させる資器材です。

B火災対応泡放射。車両側の様子。ラインプロポーショナーの中を通る水の流れのスピードを利用してラインプロポーショナーから出ている細いホースから泡原液を吸引し水に混合させる資器材です。

B火災対応泡放射。ノズル側。通常火災で使用しているガンノズルの先端に泡放射用のアタッチメントを取り付けます。アタッチメントの中はメッシュ状になっており、泡原液の入った混合水がメッシュを通過するとたちまち泡状に変化します。

B火災対応泡放射。ノズル側。通常火災で使用しているノズルの先端に泡放射用のアタッチメントを取り付けます。アタッチメントの中はメッシュ状になっており、泡原液の入った混合水がメッシュを通過するとたちまち泡状に変化します。

B火災対応泡放射。ノズル側。ノズル先端に取り付けたアタッチメントからきれいな泡が放射されています。炎上している油面に泡を積むように放射してゆき油面から出ている可燃性気体と酸素の結び付きを遮断し、なおかつ油を冷却する作用でB火災(可燃性液体の火災)を鎮火させます。泡放射用の消火薬剤もまた市民の方々からの税金から成り立っています。この訓練が無駄にならないように今後とも訓練に精進してまいります。

B火災対応泡放射。ノズル側。ノズル先端に取り付けたアタッチメントからきれいな泡が放射されています。炎上している油面を泡で覆い消火します。泡放射用の消火薬剤もまた市民の方々からの税金から成り立っています。この訓練が無駄にならないように今後とも訓練に精進してまいります。

お問い合わせ

北消防署 消防課
所在地:〒333-0848 川口市芝下2-1-1(消防局1階)
消防課 電話受付時間:8時30分~17時15分(土日、祝日、年末年始を除く)
電話:048-261-5952
ファックス:048-267-4664

メールでのお問い合わせはこちら