北消防署特別高度救助小隊が低所に転落した要救助者を救出する訓練を実施しました。 更新日:2024年03月19日 高さ約4mの中2階で作業をしていた作業員が誤って1階屋根部分に転落したという想定で北消防署特別高度救助隊の救出訓練を実施しました。救助隊の活動場所は中2階のみです。 中2階で作業していた作業員が誤って1階屋根部分に落下。 北消防署特別高度救助小隊が救助指令を受け現場に到着しました。 北消防署特別高度救助小隊長はこの災害の関係者と接触し作業員が転落した場所や建物構造について情報収集をします。 隊員は小隊長の情報をもとに必要資器材を準備します。 救助資器材を中2階に搬送し救出準備を行います。 救助隊員がロープを使用し転落した作業員のいる1階屋根部分に降下して行きます。 隊員は直ちに転落した作業員の意識、呼吸、負傷状況を観察し中2階にいる救助小隊長に状況を報告します。 中2階で活動する隊員からバスケットストレッチャー等必要資器材が搬送されます。 転落した作業員の頸椎、脊椎を動揺させないよう応急処置を実施しながらボードに作業員を固定して行きます。これは作業員の社会復帰を考慮したものです。 中2階の活動状況。負傷した作業員を中2階に救出するために、救助工作車に車載されている梯子に滑車やロープを取り付け簡易的なクレーンを作成します。 負傷した作業員をバスケットストレッチャーに収容。作業員の容態、ロープの状況等の点検をし救出準備完了。 中2階の隊員もクレーン設定の点検をし救出準備完了。中2階の隊員は人力でバスケットストレッチャーを引き揚げます。 1階屋根部分で活動する隊員と中2階で活動する隊員の連携が重要です。 バスケットストレッチャーが中2階部分に到着。 中2階に到着したバスケットストレッチャーに大きな動揺を与えないように中2階部分に引き込み安全な位置に搬送し訓練想定終了。私たちは、もてる救助技術を発揮し更に助けを求めている方の社会復帰を目指した救助活動を実施してまいります。 お問い合わせ 北消防署 消防課所在地:〒333-0848 川口市芝下2-1-1(消防局1階)消防課 電話受付時間:8時30分~17時15分(土日、祝日、年末年始を除く)電話:048-261-5952ファックス:048-267-4664メールでのお問い合わせはこちら Tweet