【警報解除】埼玉県がA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行警報を発令しました ~感染予防に、より一層つとめましょう~

更新日:2024年04月11日

令和5年12月20日付、埼玉県より発令されていたA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行警報は、令和6年4月10日に解除されました。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌による咽頭炎)の埼玉県感染症発生動向調査による2023年第50週(12月11日~12月17日)の1医療機関(定点)当たりの報告数は、前週の7.70人から8.04人へと増加し、国の定める警報の基準値である8人を超えました。警報を発令するのは、統計のある1999年以降初めてです。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、血清型がA群のレンサ球菌による上気道感染症です。レンサ球菌は、細菌性急性咽頭炎の最も一般的な原因菌で、学童期の小児に多く見られます。典型的には、2~5日の潜伏期間の後、突然38℃以上の発熱、のどの痛み、苺状の舌などの症状が現れます。熱は3〜5日で下がり、1週間以内に症状は改善します。
適切な抗菌薬治療を開始すれば24時間以内に感染力はなくなるとされています。早めに医療機関を受診し、早い回復につなげましょう。

まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります。
 同じ細菌を原因とするものとして、劇症型溶血性レンサ球菌感染症があります。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎を予防するためには、流水や石けんによるこまめな手洗いやアルコール消毒、咳やくしゃみをする時に口と鼻をティッシュ等でおおう、マスクをするなどの咳エチケットがポイントです。

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