小児の眼のがん「網膜芽細胞腫」について
更新日:2023年04月10日
網膜芽細胞腫とは
網膜芽細胞腫は小児に特有な眼の悪性腫瘍です。小児の眼の悪性腫瘍の中で最も多い病気で、出生児1万5千人から2万人につき1人の割合で発症するといわれています。
網膜に腫瘍ができると視力が低下しますが、乳幼児はまだ、物が見える、見えないという状態がよくわからず、その状態を伝えられないことから、発見された時には進行している場合も少なくありません。
ある程度進行すると、眼が白く見えたり、斜視になったりします。こうした症状に家族が気付いて受診する場合が多く、平均発症年齢は1歳6か月で、95%が5歳までに診断されるといわれています。早く治療が終われば生命に関わることは少なく、治癒させることができます。
早期発見のために日頃からできること
保護者の方が定期的にお子さんの眼の健康状態をチェックし、「瞳が白く光る」、「視線が合いにくい」など、気になる症状があれば、早めにお近くの眼科を受診しましょう。
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