子どもの生活・学習支援事業について
更新日:2025年04月07日
この事業について
生活困窮世帯、生活保護受給世帯及びひとり親世帯の子どもが適切な進路を選択できるように、子どもの生活・学習支援事業を実施しています。この事業は、高度な企画力や技術力、豊富な経験を有した人材の確保を必要とすることから、民間事業者に委託して運営しております。
対象者
令和6年度から対象者について一部変更がございます。
以下の(1)から(6)のいずれかの世帯に属する、市内在住の小学3年生から6年生、中学生、高校生・高校中退者・中学卒業後未進学者とその保護者が対象となります。
( 1 ) 生活保護法による保護を受けている世帯に属する者
( 2 ) 就学援助の対象世帯に属する者
注)世帯で判定しますので、同時に利用している兄弟が小中学生で就学援助を受けていれば高校生になった年長者も利用することが出来ます。
( 3 ) ひとり親家庭に属する者
( 4 ) 利用開始時に対象世帯であって、年度途中に支給停止等となった場合であっても、すでに利用している者は、市内在住の場合のみ年度内は継続して対象者とする。
( 5 )( 1 )から( 3 )の例によらず、高校生のうちで父母負担軽減事業補助金( 県制度) を利用し補助区分が基準A 以下の家庭または高等学校等就学支援金制度( 国制度) を利用している家庭で県の補助区分( 基準A 以下)に準ずる家庭にある者
( 6 ) 上記の他、市長又は福祉事務所長が支援を必要と認める者
( ヤングケアラー認定をされている世帯の児童など)
注)(5)については今年度より基準を明確にしました。委託先に申し込み後、基準に該当しないと判明した場合においては利用をお断りさせていただく場合もありますので注意してください。
事業内容
(1)学習教室の開催
専用のテキストなどを用いた学力向上に向けた指導、学校の勉強の復習、宿題の習慣づけ、学び直し、進学支援や中退防止対策を行います。また、子どもたちが悩みや不安、相談事を気軽に話せるような居場所の提供も行っています。
(2)受験クラスの開催
受験学年の子ども達の自立助長につながるよう、国公立を中心とした受験の成功や、将来の進路の明確化に向け、専門的な受験学習を実施します。
注)このクラスは受験学年(小学校6年生および中学3年生、高校2・3年生)のみ利用可能です。
(3)家庭訪問
ひきこもり、不登校、ヤングケアラーなどの課題を抱える世帯や、保護者が子育てや子どもの教育に関し悩みを抱えている世帯等に、家庭訪問による学習・相談支援を行います。
※生活困窮世帯向けの事業です。他世帯の小中学校不登校相談等については教育研究所にお願いいたします。
(4)食育支援(食事の提供等)
学習教室に併せて食育支援(調理実習による食事の提供含む)を行っております。生活習慣や生活リズム、食事の大切さ、食事を支度することの大変さ等を学ぶとともに、参加者同士の交流を図ります。
(5)就労セミナー等
主にキャリア支援や技能支援など就労に向けた対策を行うことで、社会性の向上や、将来の適切な進路や就職先を選択できる取り組みを行います。
(6)大学等受験料支援金および受験生対象模擬試験料支援金について
令和5年国補正予算の施行にともない、将来の自立助長に繋げられるよう受験に関する支援が開始されました。当市では令和5年度末から大学等受験料支援金制度を開始しております。令和6年度からは合わせて模擬試験料等の補助を開始します。
利用対象者は本事業に参加している生活困窮世帯(下記のとおり)です。
・生活保護世帯
・児童扶養手当受給世帯
・ひとり親世帯のうち非課税世帯
・就学援助世帯のうち非課税世帯
※利用者の方のみ委託事業者を通じて申請方法などをお伝えします。
※川口市では中高生の全学年に子どもの生活・学習支援事業を提供していますので、他市とは異なり未利用世帯からの申請は出来ませんのでお問い合わせはご遠慮ください。
【注意】
(1)天災等のやむを得ない理由により、事業の内容が変更される場合があります。
(2)無料にてご利用いただけます。ただし、食育支援(食事の提供)のみ実費として1回20円をお支払いいただきます。
令和7年度委託事業者について
(法人名)株式会社トライグループ
(法人所在地)大阪府大阪市中央区南本町3丁目6番14号
(代表取締役)物部晃之
(注)事業者は「公募型プロポーザル」を実施して決定しております。
(注)一部事業内容については協力事業者等と協同して運営にあたる場合があります。詳しくはイベント等申込時にご確認ください。
子どもの生活・学習支援事業のご利用について
6年度の案内チラシです。(※現在7年度を作成中)


お知らせ
【令和7年4月1日現在】
例年より速いペースで応募数が増えております。ご自宅そばの会場やご希望の会場に入れない可能性もありますので利用希望の方は早めの申し込みをお勧めします。
なお、詳しい会場の空き状況や会場希望に関する相談について市では回答出来ません。委託事業者へ直接お問い合わせをお願いします。
利用に関する問い合わせ先
申込・開催場所・開催日時のご案内、相談等は委託事業者が窓口となります。
新規申込は原則フォームからの申込になります。
ご不明な点等ございましたら下記に委託事業者にお問い合わせをお願いいたします。
電話:03-3237-8077
問い合わせの際は「川口市の子どもの生活・学習支援事業の利用について。」と告げてください。
(受付時間10:00から22:00 祝日、年末年始除く 折り返し対応となる場合もございます。)
(注)世帯の生活状況等お話を伺いますので、必ず事前に連絡が必要となっております。
(注)面接等にあたって、生活保護受給者証・就学援助決定通知・ひとり親家庭医療証・児童扶養手当受給者証を確認させていただく場合がございます。
(注)本事業の利用についての申込等は市役所ではできませんのでご注意ください。
会場について
詳しい会場や時間については、安全管理上の観点から公開しておりません。
令和7年度の予定会場は18会場です。
前年度までと異なりますので申込の際にご確認ください。
よくある質問について
問)募集期間はいつまでですか。
答)会場の定員に達するまで募集しております。
なお、空きがあっても令和7年12月末日で締め切ります。
令和7年度の総定員は800名の予定です。
申込み多数の場合、希望の会場や曜日についてお断りをする場合がありますので、早めのお申込みをお勧めいたします。
問)面接を受けてからでなければ利用できませんか。
答)ご家庭のご要望や生活状況、成績の状況を確認させていただき適切な支援を実施したいと考えておりますので必ず受けてからご利用ください。
面接の方法などについては委託事業者にお問い合わせください。
問)複数の会場を利用したり週に何度も利用できますか。
答)多くの方に参加していただきたいと考えているため週1回とさせていただいております。
理由として、会場に物理的な定員がございます。令和4年、5年度アンケートから多くの方からこの要望がなされておりましたが、公共施設を主に利用していることから他の利用者との兼ね合いもあり会場の増設は困難となっております。
その為、現時点ではご希望に沿いかねます。令和7年度に向けてアンケートを参考にしながら解決策を研究しておりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。
問)兄弟や友達と一緒に利用したいのですが可能ですか。
答)ご友人が対象者であればご利用は可能です。兄弟であっても、会場定員の関係や利用するクラスから同じ会場とならない場合があります。予めご了承ください。
問)場所が分からないと利用しづらいのですが、会場地図などを公開していない理由はどうしてですか。
答)生活困窮世帯やひとり親世帯の子どもが将来の自立助長等につながることを目的として実施しているため、世帯の状況を特定されにくいように行っております。
また、市、地元の方を含め地域の見回り、委託事業者による安全管理体制を構築してはおりますが、夜間を中心に行うことから子ども達の安全に対して、一層の配慮が必要と考えております。
そういったことから、念のため対象の方以外には詳しい場所などを公開しないように実施しております。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
問)小学5年生や中学2年生で受験クラスは利用できますか。
答)申し訳ございませんが、受験クラスは中学3年生を優先利用者としています。小学6年生は川口市立高等学校附属中学を目指す児童、高校3年生は主に国公立大学や学費免除等の私大を目指す生徒を対象として実施しているため、他の学年や目標が異なる方のご利用できません。また、希望者多数の場合には国公立の高校を目指す中学3年生を優先としその他の方はお断りすることがございます。
問)指導してくれる科目は何ですか。
答)基本は英語、数学(算数)、国語、社会、理科から面接時に相談して内容を決定していただきます。受験クラスについては受験に必要な科目を相談して決定します。
問)勉強しかやらないのですか。
答)そういったことはございません。
各種機関やカウンセラーと連携した相談事業
食育をテーマとした事業
進学セミナー
高卒就職等のキャリア支援事業
などを予定しております。
利用や内容について確認したい場合は委託事業者へご相談ください。
問)受験クラスの目的と高校進学状況や進学実績を教えてください。
答)貧困の連鎖から抜け出すためには、何よりも就職に有利になるよう進学とそれに伴う学力向上が一つの目安として各種調査機関の調査等から報告されております。そこで、川口市では従来からの福祉的な支援だけにとどまらず、将来の自立助長に結び付くよう、受験クラスを令和3年度から設立しました。
実績として令和3年度から3年連続で受験クラス利用者の高校進学率は100%となっております。令和5年度は県立高校への進学数が多くなりました。
また、令和5年度から非課税世帯と児童扶養手当受給世帯の高校3年生に大学等入学試験料支援金制度を開始し、将来の自立助長に向けた高等教育を受けやすい環境整備を実施いたしました。
令和3年度の進学実績について
(国公立高校)県立川口北高等学校、県立浦和北高等学校、川口市立高等学校、県立川口高等学校など
(私立高校)武南高等学校 、日本大学豊山高校など
(私立大学)駒澤大学、東京電機大学、東京女子大学、津田塾大学など
令和4年度の進学実績について
(国公立高校)県立浦和第一女子高等学校、県立川口北高等学校、県立浦和北高等学校、川口市立高等学校、県立川口高等学校など
(私立高校)大宮開成高等学校、武南高等学校 、埼玉栄高等学校、浦和実業高等学校など
(私立大学)芝浦工業大学、大東文化大学、国士舘大学、大東文化大学など
令和5年度の進学実績について
(国公立高校)国立東京工業高等専門学校、県立川口北高等学校、県立浦和北高等学校、川口市立高等学校、県立川口高等学校、県立蕨高校など
(私立高校)武南高等学校 、浦和実業高等学校、東洋大学京北高校、武蔵野音楽大学付属高校など
(国立大学)長崎大学
(私立大学)専修大学、帝京大学、昭和女子大学など
問)利用申込が完了したか確認できますか
答)申込フォームの入力が完了した場合には、入力いただいたメールアドレスに自動配信メールが送られますので、そちらをご確認ください。
利用資格調査の結果、参加が認められた方には委託事業者より教室利用についてのご案内が送られます。(毎月下旬に送付予定)
フォームに利用資格に関する書類を適切にアップロードされていない方、利用資格として認められない書類をアップロードされた方は、審査確認のためさらに1か月以上の時間を要する場合があります。
参加資格がなく利用が認められなかった方や申込内容に不備がある方には青少年対策室よりご連絡します。
問)申し込みが完了し参加資格が認められた場合、いつから参加ができますか
答)毎月5日までにお申込みをいただき、参加資格が認められた方については翌月からご参加が可能です。
例1)4月6日~5月5日に申し込み→5月下旬にご案内郵送、6月より参加。
例2)5月6日~6月5日に申し込み→6月下旬にご案内郵送、7月より参加。
※申込状況や会場の開催日程によって変更される可能性がありますのでご了承ください。
問)ボランティアは募集をしていますか
答)確実に子ども達に対応できる人数を確保する必要があるとの方針から無償ボランティア等について募集はしておりません。
市内を中心とした有用な人材を確保するという雇用促進の意味でも支援員や補助員の採用は重要なものであると考えております。
なお、指導者等については委託事業者が採用を行っておりますので市役所では採用方法などのお答えはしかねます。
問)私立中学を受験したいのですが指導してくれますか。
答)できません。
私立中学については高校と異なり私学財団を含め埼玉県在住者に対する支援制度は現在においてありません。
その為、所得がある世帯にとっても経済的に容易なことではなく、この事業を利用している生活困窮者世帯にとっては経済的負担が大きいすぎるものであると考えます。
仮に特待生制度などを利用して進学するとしても、中学3年間の学費を含めた支給が約束されていないことから、本人の希望内容に関わらず私立中学受験支援は行っておりませんので委託事業者への問い合わせはおやめください。
- お問い合わせ
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青少年対策室
所在地:川口市中青木1-5-1(第二庁舎3階)
(郵送先:〒332-8601 川口市青木2-1-1)
電話:048-258-1115(直通)
電話受付時間:8時30分~17時15分(土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始を除く)
ファックス番号:048-252-7776
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