結核・呼吸器感染症予防週間

更新日:2024年09月20日

9月24日~9月30日は「結核・呼吸器感染症予防週間」です

厚生労働省は、毎年9月24日~9月30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」として、結核などに関する普及啓発を行っています。

令和4年の川口市の新たな結核患者は86人で、7割60歳以上の方でした。

広報かわぐち(2024年9月号)にも掲載しています。

http://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01010/020/2/reiwa06_1/44108.html

令和6年度の標語(厚生労働省)

結核予防週間の標語『結核はまだまだ身近な病気です』

呼吸器感染症予防週間の標語『予防しよう身近な呼吸器感染症』

川口市普及啓発資料

令和6年結核・呼吸器予防週間 厚労省パンフレット

厚生労働省リーフレット

結核ってどんな病気?

結核は結核菌が肺をはじめ、様々な臓器や器官で増殖して起こる病気です。過去の病気と思われがちですが、現在も日本では1年間に10,096人が結核にかかり(厚生労働省:2023年結核登録者情報調査年報集計結果)、国内最大の感染症です。

結核の感染は、発病した人がせきやくしゃみをすると、結核菌の混ざったしぶきが空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによって起こります(飛沫核感染、空気感染)。しかし、結核菌を吸い込んでも、すべての人が感染し、発病するわけではありません。

症状がかぜ(せきや微熱など)によく似ているため、気がつかないうちに病状が悪化し、家族や職場など周りの人に感染させることもあります。結核はきちんと治療すれば治る病気です。下記の対策を参考に、早期発見・早期治療につなげましょう。

予防するために

BCG接種をしましょう

赤ちゃんが結核菌に感染すると重症化することがあります。BCGワクチンを接種していれば、結核に感染しても発病率を下げ、重症化を防ぐことができます。1歳未満にBCG接種を受けましょう。

 

定期健康診断を受診しましょう

自覚症状がなくても、年に1回は胸部レントゲン検査を受けましょう。

  1. 職場の健康診断
  2. 川口市では「肺がん・結核検診(6月~翌年2月)」を案内しています。→40歳~69歳は500円、70歳以上は無料で検査を受けられます。(昭和60年4月1日以前の生まれの方)

65歳以上の方は、感染症法により年に一度は検診を受けることが義務付けられています。

※検診については、健康増進課(048-256-1135)へお問い合わせください。

気になる症状がある場合には、早めに受診しましょう

こんな症状が出たら注意してください。

  1. せきや痰が2週間以上続いている
  2. 微熱・からだのだるさが2週間以上続いている

※かぜ薬が効かない場合には、医療機関を受診し、「結核の疑いがないか」を確認してもらいましょう

 

発病しない身体づくりをしましょう

普段から、規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動や睡眠など、健康的な生活を送り、免疫力を高めて発病を予防しましょう。

 


発病しやすいのは、こんな人!

結核は免疫力の低下のともに発病しやすくなります。免疫力の低い乳幼児や高齢者は注意が必要です。また、病気などの影響で免疫力が低下しているため、発病のリスクが高いとされています。

乳幼児

免疫力の働きが未熟であるため、感染しやすく短期間で発病します。結核菌が全身に広がり、「結核性髄膜炎」など危険な状態になる可能性があります。

高齢者

若いころに結核菌に感染した可能性が高く、免疫力が落ちて発病する可能性があります。結核菌は長期間感染者の体内に潜伏しています。

免疫力が低下している人

例)糖尿病、人工透析をしている、胃を切除した、胃潰瘍、HIV感染・エイズにより免疫が低下しているかた

例)抗がん剤・ステロイド剤・免疫抑制剤などの服用により免疫が低下しているかた

高齢者施設での結核の感染対策について

外部サイト

関連情報

お問い合わせ

川口市保健所 疾病対策課感染症係
所在地:〒333-0842 川口市前川1-11-1(川口市保健所1階)
郵便物郵送先:〒332-8601 川口市青木2-1-1(川口市役所本庁舎)
電 話:048-266-5557(川口市保健所代表)
048-423-6726(感染症係直通)
ファックス:048-423-8852(代表)
048-423-8922(直通:医療機関に限る)
電話受付時間:8時30分~17時15分(土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始を除く)

メールでのお問い合わせはこちら