重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

更新日:2025年10月10日

重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。

また、ウイルスに感染した犬や猫に咬まれたり、血液などの体液に直接触れたりすることで感染することも報告されています。

国内での重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の報告数は、平成25年に報告されて以降増加し、近年では年間100例を超えています。これまでは、西日本を中心に報告されていたところですが、今般、北海道で初めてSFTSの症例が確認され、今後は西日本に限らず他の地域においても患者が報告される可能性があります。

SFTSに感染した場合には重症化することもあることから、発症後速やかに診断する必要があります。

 

SFTSの予防

マダニに刺されないように注意しましょう

・特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。
・草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。

動物と接する場合は注意しましょう

・動物に触ったら必ず手を洗いましょう。

・動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝たりすることなど)は控えてください。また、散歩後にはペットの体表をチェックして下さい。目の細かい櫛をかけることも効果的です。マダニが咬着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理に取らず、獣医師に除去してもらうのがよいでしょう。飼育している動物の健康状態の変化に注意し、動物が体調不良の際には、マスク、手袋などを着用し、咬まれたり舐められたりしないように注意したうえで、動物病院で診てもらって下さい。

・野生動物はどのような病原体を保有しているか分かりませんので、野生動物との接触は避けてください。また、動物の死体等に接触することは控えましょう。体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診してください。

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