蚊に注意しましょう!
更新日:2018年04月01日
蚊は「デング熱」など多くの感染症を媒介します。
感染症をまん延させないために「蚊を発生させない」、「蚊に刺されない」ことが大切です。
蚊の対策はお早めに!!
デング熱など感染症から身を守る方法は「蚊を発生させない」「蚊に刺されない」ことです。
各々ができる予防を習慣にして実践しましょう。
予防法1. 蚊の発生を抑える!
- 家のまわりの水たまりをなくす。
- 除草、片付けをするなど風通しをよくする。
- 蚊の住みにくい環境をつくる。


蚊は、空き缶、植木の受け皿、廃タイヤなどに溜まった小さな水たまりに好んで卵を産みます。
おおよそ2週間で成虫になります。成虫は草の葉の裏やじめじめしたところに潜み、人が通りかかるのを待っています。
家の周りを整理整頓して、除草するなど風通しをよくし、蚊の住みにくい環境をつくりましょう。
予防法2. 蚊に刺されない!
- 網戸や蚊帳で蚊の侵入を防ぐ。
- 屋外では肌の露出を少なくする。
- 虫刺され防止剤や蚊取り線香を上手に使用する。
啓発ポスター

デング熱とは
デングウイルスの感染によって発熱、頭痛、関節痛などをおこす病気です。
デングウイルスを持っている蚊に刺されることで感染します。
感染経路
デング熱に感染した人の血を吸った蚊の体内でウイルスが増え、その蚊が他の人の血を吸うことで感染を広げていきます。
デング熱は主にヒトスジシマカとネッタイシマカが媒介しますが、ネッタイシマカは日本で常在しません。
ヒトスジシマカは日本のほとんどの地域(秋田県、岩手県以南)に生息していますので、ヒトスジシマカの対策が必要になります。
(注意)デング熱は人から人への直接感染や、蚊から蚊(卵)への感染はありません。また、全ての蚊がデングウイルスを持っているわけではありませんので、蚊に刺されたというだけで感染を心配する必要はありません。
症状
デングウイルス感染から発症までの潜伏期間は2日〜14日(多くは3日〜7日)です。
感染して発症する頻度は50%以下です。
発症すると、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などがあらわれます。
これらの症状は通常1週間程度で消失し、予後は比較的良好ですが、まれに重症化して出血症状やショック症状を発症することがあります。
デングウイルスには4つの血清型があり、同一血清型には終生免疫が確立されますが、他の型には免疫がつくられません。重症例の多くは1回目と異なる型に感染した時におこると言われています。
治療
現在のところ、デングウイルスに有効なワクチンはありません。
治療は対症療法が主体になります。
蚊に刺されただけでは過度に心配することはありませんが、急性の発熱などの症状がある場合はかかりつけの医療機関を受診しましょう。
蚊媒介感染症
蚊が媒介する感染症の総称を「蚊媒介感染症」といいます。
日本で発生または持ち込まれる可能性が高い蚊媒介感染症には、デング熱、ウエストナイル熱、チクングニア熱、日本脳炎、マラリアなどがあります。
関連リンク
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