浄化槽とは

更新日:2021年05月12日

浄化槽とは

浄化槽は、微生物の働きによって汚水を処理するための設備です。
一人ひとりが浄化槽を正しく使わないと、悪臭の発生や汚物の流出、そして川や海を汚すことにつながってしまいます。
浄化槽の機能を十分に発揮させるためには、正しい認識と定期的な維持管理が重要です。

浄化槽の仕組み

浄化槽には、し尿(トイレの排水)と生活雑排水(台所、洗濯、風呂などの排水)を併せて処理できる、「合併処理浄化槽」と、し尿(トイレの排水)のみを処理する、「単独処理浄化槽」があります。

合併処理浄化槽(嫌気ろ床接触ばっ気方式)と単独処理浄化槽(分離ばっ気方式)のイメージ

合併処理浄化槽は単独処理浄化槽と比べて、排出される汚れが約8分の1になります。

浄化槽の正しい使い方

浄化槽を正しく使うためには、日常の管理をはじめ、浄化槽法に基づく清掃、保守点検、法定検査のほか、正しい理解のもと使用方法に注意することが大切です。

  • トイレには、トイレットペーパー以外のものは流さないでください。
  • トイレの洗浄は、適量の水を使いましょう。
  • 浄化槽内の微生物を死滅させないよう、塩酸やクレゾールなどの薬品類を使わないでください。
  • 浄化槽に過大な負荷をかけないよう、調理くずや食べ残し、油などを流さないでください。また、洗剤の使いすぎにも気をつけましょう。
  • 汚れのついた食器や調理器の片付けなどに、ひと工夫をお願いします。
  • 一度に集中して大量の水を流すことは控えましょう。

 

合併処理浄化槽に転換しましょう

川や海の汚れは、かつては工場や事業場由来の事業活動によるものが占めていましたが、これらに対する規制強化が進んだ今日では、家庭生活に伴う排水が大きな原因であるとされています。
合併処理浄化槽は、し尿(トイレの排水)と生活雑排水(台所、洗濯、風呂などの排水)を併せて処理できる、優れた浄化槽です。
一方、単独処理浄化槽は、し尿(トイレの排水)のみを処理する浄化槽で、生活雑排水(台所、洗濯、風呂などの排水)は、処理されることなくそのまま流れてしまいます。
合併処理浄化槽は単独処理浄化槽と比べて、排出される汚れが約8分の1になります。
かけがえのない川や海を守るため、合併処理浄化槽への転換をお願いします。

合併処理浄化槽の設置イメージ
汚濁負荷の比較
お問い合わせ

環境保全課
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