異常水質事故の発生防止にご協力を
更新日:2022年03月16日
河川や水路に油や着色水、有害物質が流れる、魚がへい死するなどの事例(異常水質事故)が発生しています。いらなくなった塗料や油、薬品などの取り扱いには十分にご注意いただき、絶対に河川や水路、道路側溝に流すことなく、適正に処分してください。 良好な水環境を守るため、皆様のご理解、ご協力をお願いします。
もし、水質の異常を見つけたら
市内の河川や水路で、次のような水質の異常を見つけたときは、市環境保全課に連絡をお願いいたします。
- 大量の油が浮いている。
- いつもと違う色の水が流れている。
- 薬品のような臭いが漂っている。
- 大量の魚が死んでいたり、奇妙な動きをしている。
河川が赤い、油のようなものが浮いている場合、自然現象の場合があります。
川一面に油が広がっている
川が白濁している
魚が大量に死んでいる
油や着色水等を流出させてしまったら
河川や水路、道路側溝に、塗料や油、薬品などを誤って流してしまったら、これ以上の被害が広がらないよう応急の措置をとっていただくとともに、直ちに市環境保全課に連絡してください。
〈措置の例〉
- バルブなどをすぐに閉め、漏洩、流出を止める
- 関連施設をすぐに停止させる
- 土のうなどで堰き止め、漏洩、流出を防ぎ、拡大を防ぐ
- 流出した塗料や油、薬品を容器に回収する
- 流出した塗料や油、薬品を新聞紙や布でふき取る
〈注意〉
流出した塗料や油、薬品を水で洗い流したり、油処理剤(中和剤)を使用すると、被害の拡大につながりますので、注意してください。
異常水質事故を引き起こした原因者には
市では、油の流出の拡散を止めるため油吸着マットを設置するなど、状況に応じた対策を施します。市が対策をした場合であっても、汚染原因者に責任がありますので、これに要した費用を負担していただくことになります。
設置した油吸着マット(1)
設置した油吸着マット(2)
発生源の調査を行っています
市では、拡散を止めるための対策を施すとともに、汚染原因を特定するため、発生源の調査を行っています。汚染原因者が判明した場合には、これに要した費用を負担していただくことになります。
水質の異常と間違えられる例(鉄バクテリアの影響)
水たまりや水路などで表層に光る油膜状のものが浮いていたり、水底などが赤く濁っていることがあります。これは、土壌中に広く生息している「鉄バクテリア」という細菌が作り出した鉄の沈殿物や酸化皮膜である可能性があります。鉄バクテリアによる沈殿物や皮膜は、鉄分を多く含む赤土に近接した湿地、水たまりや水路によく見られる自然現象で水質の異常ではありません。
〈油と鉄バクテリア皮膜の見分け方〉
- 臭い ・・・鉄バクテリアによる皮膜は、油臭はしません。
- 膜を割る ・・・油膜は一時的に割れてもすぐに元に戻りますが、鉄バクテリアによる皮膜は 膜が割れても戻りません
鉄バクテリアの酸化被膜(1)
鉄バクテリアの酸化被膜(2)
鉄バクテリアによる沈殿物(1)
鉄バクテリアによる沈殿物(2)
- お問い合わせ
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環境保全課
所在地:〒332-0001川口市朝日4-21-33(朝日環境センター・リサイクルプラザ棟4階)
電話:048-228-5389(直通)
電話受付時間:8時30分~17時15分(土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始を除く)
ファックス:048-228-5311
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