子ども大学かわぐち活動の記録（令和7年度）

令和7年度子ども大学かわぐち 講義の様子

入学式が執り行われました。

子ども大学かわぐち実行委員長より、「自分から積極的に学習に臨み、特別な経験ができる5日間にしてください」と激励の言葉をいただきました。

学生代表は、「違う小学校の友達ともたくさん交流したいです」「大学や高校の先生、専門家の先生から学ぶことを楽しみにしています」と、入学にあたっての意気込みを話してくれました。

いよいよ子ども大学かわぐちのスタートです！

 講義1は、埼玉学園大学准教授の東元 りか先生による「聴いて、感じて、動いてみよう～音楽のコミュニケーション～」です。
わらべうた遊びや言葉のリズムを使ったボディーパーカッション、紙コップを使った演奏に、風船電話による声の伝わり方の実験など、盛りだくさんでした。お互いの声を聴いたり、一緒に演奏したりしていると、初めて会った友達同士緊張していた雰囲気もだんだんとほぐれていき、楽しく学習することができました。「音楽」を介して初めて会った人同士でも楽しく「コミュニケーション」することができた経験を、これからの生活でも生かしていってほしいと思います。

子ども大学活動2日目の詳細

 講義2は、埼玉県立川口工業高等学校の先生方による「チャットGPTでAIプログラミング～次世代型スマート貯金箱作り～」です。生徒の皆さんにも手伝っていただきました。

お金が入ったとき、どんなふうに音を出したり、光らせたりしたりしたいかを生成AIに入力すると、プログラムに書き込む式を教えてくれました。子どもたちは試行錯誤しながら、プログラミングや貯金箱の組み立てに取り組みました。活動を通して、生成AIの便利さを学ぶとともに、個人情報を覚えさせてしまう怖さなど、気を付けるべき点も学習することができました。便利なツールが身の回りにあふれている社会で生きていくために、様々なツールを正しく、賢く使えるようになってほしいと思います。

子ども大学活動3日目の詳細

講義3は、イオンモール川口を会場に「ひみつ発見！SDGs探偵～お店に潜入してお仕事体験～」を行いました。

イオングループの環境保全、地域防災、再生可能エネルギーの活用など、様々なSDGsの取り組みを学びました。また、お店での職業体験を通して、「働きがい」や「働くよさ」についても考えました。お客さんの安心や満足のために準備する大変さや、実際にお客さんに「ありがとう」と言われた時のうれしさなど、一人一人がお店での体験について報告し合い、学習を深めることができました。

お店によって体験した内容は異なりますが、子供たちにとって貴重な学習の機会となりました。

子供たちが作成・発表した報告書は、子ども大学かわぐち最終日の8月23日（土曜日）までイオンモール川口の1階に掲示していただけることになりました。子供たちの学習の成果を、ぜひご覧ください。

子ども大学活動4日目の詳細

講義4は、ララガーデン川口を会場に「君のアイディアでお客さんを笑顔に！～ショッピングモール経営シミュレーション～」を行いました。

従業員用の通路を通り、商品が搬入される荷捌き場や、バックヤード、防災センター等普段目にしないショッピングモールの裏側を見学させていただき、お客さんの安心・安全につながる仕組みやお仕事について学びました。また、イベントの企画にも挑戦しました。タイトル、ターゲット層、実施時期や告知方法等、実際に行われてきたイベントを参考にしながら、グループでアイディアを出し合いました。オペレーションセンターの方から「子供たちならではのアイデアだった」「実際のイベントに生かしていきたい」とコメントをいただきました。子どもたちの発表したイベントが、どこかで実現するかもしれませんね。

講義5は、文化財課郷土資料館の井出 祐史先生による「魅力再発見！川口今昔物語～あなたはまだ本当の川口を知らない～」です。
クイズを交えながら紹介される様々な知られざる川口市の姿に、子どもたちだけでなく参観いただいた保護者からも感嘆の声が漏れ聞こえました。青木町平和公園でのフィールドワークでは、聖火台や平和記念碑を題材に、川口市の伝統や平和への願いについて考えを深めることができました。最後に「川口すごかるた」にも取り組みました。自分たちが暮らす川口市について知り、よりよい川口市について考えられる人になってほしいと思います。

講義5の終了後、修了式が執り行われました。

学生代表からは「普段経験できない体験学習ができた」「これからも学び続けていきたい」という感想の発表がありました。

この5日間で得た学びをさらに深めていってほしいと思います。そして、自分の考えをもち、粘り強く課題の解決に取り組んだことや、友達の考え聞き、協力し合って課題解決に取り組んだことを、今後の生活に生かしていってほしいと思います。