新型コロナウイルス感染症流行による心理的ストレスとのかかわり方について

更新日:2020年04月28日

児童(じどう)・生徒(せいと)のみなさんへ

新年度(しんねんど)期待(きたい)希望(きぼう)をもって登校(とうこう)しようとしていたみなさんにとって、新型(しんがた)コロナウイルス(ころなういるす)感染(かんせん)防止(ぼうし)による臨時(りんじ)休校(きゅうこう)は、とても残念(ざんねん)だったことでしょう。(なに)よりも、お友達(ともだち)仲間(なかま)()えないことがつらいですよね。そして、学習(がくしゅう)行事(ぎょうじ)部活動(ぶかつどう)などができなくなってしまうことによる不安(ふあん)苛立(いらだ)ちが、(からだ)だけでなく(こころ)にも(おお)きく影響(えいきょう)していることでしょう。

このような場合(ばあい)には、みなさんの(こころ)(からだ)変化(へんか)()こるかもしれないということを()っておき、適切(てきせつ)対処(たいしょ)することが大切(たいせつ)です。こんな症状(しょうじょう)がでるかもしれません。

<ストレスを感じたときの心(こころ)や体(からだ)の変化(へんか)>

(あたま)(いた)い、お(なか)(いた)い、よく(ねむ)れない ・おねしょ、おもらしをする

元気(げんき)がでない ・(なみだ)がでてくる ・お(うち)(ひと)(はな)れたくない ・()()かない

(あま)えたくなる、わがままになる ・いつもより元気(げんき)にふるまう

イライラ(いらいら)する、けんかをしてしまう

 

(つぎ)のことに()をつけて家庭(かてい)生活(せいかつ)(おく)りましょう。

<生活(せいかつ)の工夫(くふう)>

生活(せいかつ)リズム(りずむ)(くず)さないように(こころ)がけましょう。(早寝(はやね)(はや)起き(おき)食事(しょくじ)時間(じかん)学習(がくしゅう)時間(じかん)

(いえ)でできる簡単(かんたん)運動(うんどう)をしてみましょう。

自分(じぶん)前向(まえむ)きになれることや、(たの)しそうなことを()つけて()()んでみましょう。

・コロナとうまく()()いましょう(ニュースを()すぎると不安(ふあん)になることがあります。コロナにかからないために、おうちの(ひと)とよく(はな)()ってください。)

一人(ひとり)(かか)()まずに、(だれ)かに相談(そうだん)してみましょう。

「いつもと(ちが)うな」と(おも)ったら、すぐに(まわ)りの(ひと)相談(そうだん)してください。みなさんを(ささ)えてくれる(ひと)は、たくさんいます。そして、大変(たいへん)(とき)だからこそ、みなさんの周囲(しゅうい)(ひと)、みなさん自身(じしん)大切(たいせつ)にしてくださいね。(なに)心配(しんぱい)なことがあったら、学校(がっこう)先生(せんせい)スクールカウンセラー(すくーるかうんせらー相談員(そうだんいん)連絡(れんらく)してくださいね。

教育(きょういく)研究所(けんきゅうじょ)には、経験(けいけん)(ゆた)かな相談員(そうだんいん)さんやカウンセラー(かうんせらー)さんがいます。

川口(かわぐち)市立(しりつ)教育(きょういく)研究所(けんきゅうしょ) 048-267-1123 教育(きょういく)相談(そうだん)専用(せんよう)ダイヤル

児童・生徒(じどう・せいと)のみなさんへ(PDF:75.4KB)

 

保護者の皆様へ

新型コロナウイルス感染症によるストレスを抱えた子どもたちに、いま大人ができること ~子どもの心理的ストレスとかかわり方について~

新型コロナウイルス感染症の流行による臨時休校や生活面での自粛が長期化し、子どもたちは普段とは異なる日常生活を送る日々が続いています。いつもとは違う生活への戸惑いや、連日のメディアからの多くの情報に不安や恐怖を感じていることと思います。このようなストレスにさらされた状況下では、子どもはいつもとは異なる反応や行動を見せることがあります。しかし、それらは辛いことや不安なことがあった時に見せる一般的な変化です。子どものさまざまなストレス反応に対し、私たち大人がどのようにかかわればいいのかについて説明します。

<ストレスを感じた子どもの心や体の変化について>

子どもはストレスを感じると、からだや行動、遊びなどに変化が生じます。

・頭が痛い、お腹が痛い、眠れないなどの身体症状を訴える ・おねしょやおもらしをする

・元気がなくなる ・よく泣く ・親と離れたがらない ・落ち着きがなくなる

・甘えやわがままが強くなる

・テンションが高くなり、いつも以上に元気に振る舞う、しっかりする

・イライラする、けんかが増える ・コロナウイルスについての遊びをする

 

<子どもへのかかわり方について>

子どもへのかかわりの工夫で、子どものストレス反応を和らげることができます。

・子どもの話に耳を傾け、どんな気持ちであっても否定せずに受け止める。

・テレビやインターネットで情報に触れる機会を減らしながら、子どもが正しい知識を得られるように家族で話し合う。

・家で出来る遊びや運動などを取り入れながら、健康維持や自己表現ができる手助けをする。

・コロナウイルスについての遊びは無理に止めず、いじめや差別に繋がらないように見守る。

・不安が強い様子や身体症状が長く続いている場合には、スクールカウンセラーや養護教諭、専門の医療機関に相談する。

<保護者の方のセルフケア>

大人の心の状態は、子どもの心の状態に大きく影響します。保護者の方自身の体調や心の状態を良く保てるように、セルフケアを大切にしましょう。

・感じた気持ちを大切にし、人に話したり、文章にしたりしながら表現する。

・体を動かす、音楽を聴く、本を読むなど、自分に合ったストレス対処法を見つける。

・一人で過ごす時間や趣味の時間など、プライベートの時間を大切にする。

・メールや電話などのコミュニケーションツールを使い、家族や友人などとのつながりをつくる。

お子さんに関することで、ご心配がありましたら、学校の教職員やスクールカウンセラー、教育研究所相談員にご相談ください。

川口市立教育研究所 048-267-1123 教育相談専用ダイヤル

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