キッチンは実験室?!~調理の科学を体験しよう~

更新日:2021年11月19日

わ!なんで卵の白身はもっこもこになるんだろう。

ベーキングパウダーってなに?なんで入れるの?

小さい頃に母や姉がお菓子を作っているところを見て、なんで?なんで?とボールの中で状態が変わっていく様子に興味津々!

そんな日常をきっかけに管理栄養士を目指し、栄養学部へ。

調理の先生方のスゴ技の数々に感動した日々。不器用な私はついていくのに必死でした。

「どうしてこうなるのか。調理は科学。理由が分かれば誰でも「おいしい」を作れます。」

恩師の言葉を胸に、おいしい料理、楽しい料理、わっ!と驚く、興味がわくわく!

そんなレシピをお届けします!

第1回 SNSで話題!ふんわりあわあわダルゴナコーヒーで気持ちもふんわり

「ダルゴナコーヒーのレシピ動画、課の執務室での撮影は、課長、可能ですか?!」

「…ダルゴナコーヒーってなに?」

今SNSで映えるコーヒーとして話題のダルゴナコーヒー

ダルゴナは韓国の「カルメ焼き」

ふわっふわに泡立てたコーヒーがカルメ焼きに似ていることから「ダルゴナコーヒー」と呼ばれています。

ダルゴナコーヒーのレシピ動画
https://youtu.be/WnMlJ-g_ISc
ダルゴナコーヒーの材料
材料 分量 準備
インスタントコーヒー 大さじ1 ポリ袋へ入れる
砂糖 大さじ1
大さじ1
牛乳 200ml  

 

作り方

1. ポリ袋に入れた材料をよくなじませ、空気が入るように袋の口をしばる

2. もこもこに泡立つまで、シェイク!(踊りながらでもOK)←え?

3. 袋の端を切って、グラスに注いだ牛乳の上に絞り出す

ダルゴナコーヒーの栄養価(牛乳分込み)と主なアレルゲン(特定原材料28品目)
エネルギー たんぱく質 脂質 カルシウム アレルゲン
190kcal 7.7g 7.8g 235mg

 

~科学のネタ帳~

さて、なぜコーヒーがあわっあわのふわっふわになるのでしょうか。

インスタントコーヒーにはもともと泡立つ性質があります。

そして砂糖がダルゴナコーヒーの要です。砂糖には保水性という性質があります。

読んで字の如く水分を保つ性質です。砂糖がコーヒーのあわあわの水分とくっつくため、安定したなめらかな泡を作ることができます。エネルギー量を気にして砂糖を減らすとうまく泡立たないことがあります。

ちなみに抹茶やほうじ茶でやってみたい場合ですが、抹茶やほうじ茶は泡立つ性質が弱いため、一工夫が必要です。それはまた今度紹介します。

給食がなくて家庭で牛乳を飲む機会が少ないと思います。牛乳には、たんぱく質、カルシウムといった成長期の子供たちに必要な栄養素が含まれています。牛乳が苦手でも飲みやすいように工夫してみてはいかがでしょうか?

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