盛夏にこそ!「図上訓練」を実施しました。

更新日:2024年09月30日

消防隊が行う訓練には、現場活動中に行う「状況の判断と把握」「情報を伝える」ことに着目した図上で活動をくり広げる訓練があります。災害現場では、冷静な対応が必要です。猛暑の時こそよい機会として、各消防隊が2種類の災害を想定した図上訓練を実施しました。

室内で、整列する消防隊4名と前に立つ東消防署の消防課長の写真

東消防署の消防課長に、訓練の開始報告。

消防隊が出場するときは、119番通報から得られた住所などの情報が載っている「指令書」と、地図を見て災害現場に向かいます。災害現場までの走行ルートの確認は重要です。

三人の消防隊員がパソコンを使用して地図を確認している写真

パソコン画面を使って地図をみて、走行ルートを共有認識します。

災害現場に到着するまでの間も安全に走行しなくてはなりません。この訓練では、ディスプレイを使用して周囲の状況から危険を予測する場面も用意し、全員で安全確認を行いました。

車の配置と同じに置いた椅子に座った4人の隊員が、表示された道路の場面を見ている写真

画像から、どんな危険があるか判断して、伝え合って共有します。

今回の想定は「建物から自動火災報知設備のベルが鳴っているが、煙や炎は見えない」という通報からの出場と、「共同住宅の火災」という2つの災害です。

消防車内を想定して椅子に座った4人の消防隊員。そのうちの一人は隊長として無線機で報告し、みんなでモニター画面を見ている写真。

隊長は、出場してから現場を引き揚げるまで、随時無線で情報を送ります。

4人の消防隊員が立って、考えている写真。

ディスプレイの情報を見て考えます。

関係者からは状況聴取して情報を集めるだけでなく、必要なことの説明も行います。

4人の消防隊員が立って、一人が関係者役の者に聞き取りをしている写真

現場を引き揚げる前に、関係者役に説明をしています。

この訓練では、隊長だけでなく、隊員や機関員も状況を判断し、それを伝える場面を用意しました。訓練実施後は、隊の中で良かったところや反省点を話し合いました。体は動かしませんでしたが2つの災害から学ぶことが多い訓練となりました。

テーブルを囲んで4人の隊員が話し合っている写真

想定が終わった後は、デブリーフィングです。

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