手足口病について

更新日:2019年11月21日

手足口病とは

手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出る、ウィルスの感染によって起こる病気です。4歳くらいまでの乳児を中心に、夏季に流行します。

感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに2~3mmの水疱性の発疹が出ます。発熱は3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常ありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。

しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。

有効な特効薬や特別な治療法はありません。手足口病にかかった子どもの経過を注意深く観察し、合併症に注意をする必要があります。

 

手足口病の予防のポイント

主な感染経路は、患者のくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウィルスを吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウィルスが付いた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる「接触感染」、便の中に排泄されたウィルスが口に入る「経口感染」です。

そのため、手洗いをしっかり行うことが重要になります。

とくに、この病気にかかりやすい年齢層である乳幼児がいるご家庭や集団で生活している保育施設等で、おむつを交換するときなどは、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いしてください。

なお、有効な予防接種はありません。

手足口病にかかったら

基本的には軽い症状の病気ですが、まれに髄膜炎等の合併症が起こる場合がありますので、経過観察を行い、高熱や頭痛、嘔吐等の症状はひどい場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

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