簡単にできる、園芸用土の再生法
更新日:2019年01月04日
古くなった土も、適正に再生すれば有効に利用できます。
植物と同じく、土も貴重な自然の恵みです。安易に捨てることなく、大切に利用しましょう。
1 残さ(葉、根、茎)を取り除きます
用土から残さ(葉、根、茎)を取り除く
用土をビニールシート上に広げ、残さを取り除きます。
(注意)残さは乾燥させてから細かく刻み、容器の底に入れ、土の改良材とします。
ただし、病気になったもの、虫の付いたものは使用せず、土をよく払った上で必ず「一般ごみ」として捨てて下さい。
2 用土をよく湿らせ袋に入れます
用土を湿らせる
用土は、手で握ると塊ができる位に、よく湿らせてからビニール袋に入れます。
この時、用土が乾いていると熱が全体に伝わらないので注意します。
3 袋の口を締めます
袋を締める
ビニール袋は、空気や用土がこぼれないように口をしっかり締めます。
4 用土を日に当てます
用土を日に当てる
ビニール袋をなるべく平たく伸ばし、日光の当たる場所に置き、太陽の熱と水蒸気により殺虫、殺菌をします。
夏なら10日~15日、冬なら1ヶ月程度が目安です。
(注意1)途中でビニール袋を裏返すと効果的です。
(注意2)袋は黒色の方が、また、コンクリートの上に置いた方がより効果的です。
5 必要なものを補います
用土に必要なものを入れる
殺虫、殺菌後の用土には、植物の育成に必要な微生物などもなくなっています。
用土の状態に合わせ、土壌再生用の微生物材や腐葉土を入れます。
印刷用(簡単にできる園芸用土の再生法) (PDFファイル: 876.9KB)
指導:川口市立グリーンセンター 緑の相談員村田矩夫先生
(注釈)川口市立グリーンセンターの緑の相談所では、園芸全般についてのご相談も受け付けております。詳しくは、グリーンセンターのホームページをご覧になるか、お電話(048-281-2319)でお問い合わせください。
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