農福連携の取り組みについて

更新日:2025年09月30日

ノウフクJASについて

農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。
農福連携に取り組むことで、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。

2019年に制定された日本農林規格「ノウフクJAS」の正式名称は、「障害者が生産行程に携わった食品及び観賞用の植物の農林規格」といいます。その本来の主旨は、「みんなが地域の一員となり、一緒になって地域を作っていく」取組を評価するというものです。

規格とは本来、均一的で効率的であることを求めるものですが、ノウフクJASは「多様であること」に価値を見出します。産地や品種、栽培方法を軸とするブランドではなく、農福連携商品の背景にある社会的価値を認めるこの規格によって、障害がある方のみならず、すべての人が自他の多様性を受け入れ、非均一性の中にある優しさや強さに価値を見出すひとつのきっかけとして、豊かな共生社会実現の一助となることが期待されています。

ノウフクJASのカテゴリー等

ノウフクJASの認証を取得し、JASマークを付ける品目は次の2種類です。

  1. ノウフク生鮮食品
     
  2. ノウフク加工食品


また、認証を受ける対象は以下の2つです。

  1. 生産行程管理者
    ノウフク生鮮食品、ノウフク加工食品の生産を行い、その生産物にJASマークを貼付する事業者。
     
  2. 小分け事業者
    自らは生産せず、仕入れたノウフク食品を小分けしてJASマークを再貼付する事業者。

ノウフクJASの取得にあたって

ノウフクJASを取得するためには、登録認証機関から認証を受ける必要があります。認証を受けた事業者は、商品に格付の表示(JASマーク)を示すことができます。

ノウフクJASの認証のためには、農林水産物の生産行程の中に農福連携の概念を取り入れながら、マニュアルの整備といった生産者の管理体制が基準を満たし、農林水産物が規格に基づいて生産されているか等、認証機関からの審査プロセス(書類審査→実地検査→判定)を経て法的に適合していると認められる必要があります。

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