住宅における電気火災に注意しましょう
更新日:2026年10月13日
身近に潜む電気火災の危険性

私たちの暮らしに欠かせない電気製品は、日常生活を便利で快適にする一方、誤った使用方法や点検不足、機器の不具合などにより、思わぬ火災を引き起こすことがあります。
総務省消防庁の調査によると、令和6年中に全国で発生した住宅火災11,173件(放火を除く。)のうち、電気器具類による火災は2,459件と22.0%を占め、令和3年以降、4年連続で住宅火災の出火原因の第1位となっています。
また、電気器具類を発火源とする住宅火災によって131人が亡くなり、505人が負傷しています。
亡くなった方のうち102人は65歳以上の高齢者で、約8割を占めています。
電気火災は、火災による被害だけでなく、人命に関わる重大な事故につながるおそれがあります。
電気器具類による住宅火災は増加傾向にあり、身近な電気製品にも火災の危険性が潜んでいます。
電気火災の多くは、電気製品の正しい使用方法や日頃の点検・適切な維持管理によって予防することができます。
この機会に、ご家庭の電気製品の使用状況を確認し、火災予防に取り組みましょう。
電気火災の主な原因と予防対策
1 プラグ・コード類による火災
コンセントや電源プラグに付着したほこり、電源コードの損傷、電源タップの定格電流を超える使用などが原因で、火災が発生することがあります。
予防のポイント
- コンセントや電源プラグにたまったほこりを定期的に清掃しましょう。
- 電源コードを家具の下敷きにしたり、束ねたまま使用したりしないようにしましょう。
- 電源タップの定格電流を超える使用は避けましょう。
- 電源プラグはコンセントの奥まで確実に差し込みましょう。

2 家電製品による火災
電子レンジでの食品の加熱しすぎや、エアコンの清掃時に洗浄液が電気配線にかかることなど、身近な家電製品の誤った使用方法や不適切な清掃によって、火災が発生することがあります。
予防のポイント
- 電子レンジの加熱時間や使用できる容器・包装を確認しましょう。
- 電子レンジの庫内をこまめに清掃しましょう。
- 異常な発熱や焦げたにおいなどがある場合は、使用を中止しましょう。

3 充電式電池による火災
スマートフォンやモバイルバッテリーなどに使用されているリチウムイオン電池は、強い衝撃や高温環境への放置、不適切な充電などによって、発熱・発火するおそれがあります。
予防のポイント
- メーカーが指定する充電器やケーブルを使用しましょう。
- 直射日光の当たる場所や高温になる車内などに放置しないようにしましょう。
- 落下などによる強い衝撃を与えないようにしましょう。
- 電池の膨張、変形、異臭、異常な発熱などが見られた場合は、直ちに使用を中止しましょう。
- 廃棄する際は、市が定める分別・回収方法に従い、適切に処分しましょう。
参考
総務省消防庁のリチウムイオン電池総合対策ポータルサイトを見る(外部サイト)
環境省のリチウムイオン電池等に関する特設サイトを見る(外部サイト)

モバイルバッテリーから発煙・発火したら
モバイルバッテリーは、突然激しく発火することがあります。
煙や炎が激しく噴き出している場合は、無理に近づいたり消火を試みたりせず、身の安全を最優先に、安全な場所へ避難して119番通報してください。
また、一度火が消えても再び発火するおそれがあるため、十分に注意が必要です。
火災を早期に発見し、被害を軽減するためには、住宅用火災警報器の設置と定期的な作動点検も重要です。


動画で学ぶ電気火災の予防対策
総務省消防庁では、住宅における電気火災の発生原因や具体的な予防方法を分かりやすく紹介する映像資料を公開しています。
「充電式電池」「家電製品」「プラグ・コード類」の3つのテーマについて、実際の火災事例や予防対策を動画で学ぶことができます。
ご家庭での火災予防に、ぜひお役立てください。
総務省消防庁「住宅における電気火災の原因と予防対策」
※本編(約10分)のほか、短時間で視聴できる映像も公開されています。
「住宅における電気火災に注意」(消防庁)(https://www.fdma.go.jp/publication/movie/juutaku_bouka/items/denkikasai_leaflet.pdf)を加工して作成


