高血圧

更新日:2024年05月01日

5月17日は「世界高血圧デー」です

高血圧は「自覚症状がないから大丈夫」「血圧は少し高い程度なら大丈夫」と甘く考え放置し、脳卒中や心臓病などを発症してから悔やむ人が後を絶ちません。この機会に、朝晩の血圧を測定をして、異常がないか確認しましょう。

高血圧とは

心臓から送りだされた血液が血管を流れるときに血管にかかる圧力を「血圧」といいます。心臓は、ポンプのように毎分60~70回ぐらい、血液を血管へと押し出しています。心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管にいちばん強く圧力がかかります。これが収縮期血圧(最高血圧)です。そして、収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、圧力がいちばん低くなります。これが拡張期血圧(最低血圧)です。診察室で測定した場合、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上のどちらか、または両方を満たすときに高血圧と診断されます。自覚症状がほとんどなく、放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」と呼ばれています。

高血圧症の状態を放置していると、血管に常に圧力がかかっている状態になるため血管が硬くなる動脈硬化が起こり、脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞、慢性腎臓病などの命にかかわる病気につながることもあります。

血圧のしくみ

診断基準

診察室血圧と家庭血圧の分類

日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」より作図

家庭血圧を測りましょう

診察室血圧とは病院や医療機関で測る血圧をいいます。家庭血圧は、自宅で測る血圧のことです。自宅では、同じ時間、同じ条件で測ることができ、正確な血圧を知ることができます。

診断基準では、診察室血圧よりも家庭血圧は、収縮期、拡張期共に5mmHg低めです。

病気の発症を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧のほうが優れていることが最近の研究でわかってきました。

したがって、家庭血圧は自身の健康管理の目安になる大切な情報です。

家庭血圧の測り方

家庭血圧の測り方

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