熱中症にご注意ください
更新日:2025年04月23日
熱中症とは、温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどい時にはけいれんや意識障害など、様々な症状をおこす病気のことです。
家の中でじっとしていても、室温や湿度が高いために体から熱が逃げにくく、熱中症になる場合があるので、普段過ごす部屋には温度計を置くことをお勧めします。部屋の温度が28℃を超えないようにこまめにチェックし、エアコンや扇風機を上手に使いましょう。
外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策をすることも効果的です。
・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給をしましょう。
・暑さを避けて過ごしましょう。
・栄養バランスの良い食事と十分な睡眠をとることを心がけ、体力づくりをしましょう。

熱中症予防~5つのポイント~
熱中症は予防できる病気です。一人ひとりが正しい知識を持ち、自分の体調の変化に気をつけるとともに、周囲の人にも気を配り予防を呼びかけましょう。
1 高齢者は上手にエアコンを
高齢者や持病のあるかたは、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。
節電中でも適切にエアコンを使いましょう。
2 暑くなる日は要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。猛暑の時は、エアコンの効いた室内の涼しいところに避難しましょう。
3 水分はこまめに補給
のどが渇く前に水分補給しましょう。寝る前の水分補給も忘れずに。
4 「おかしい!?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどい時には意識を失い、命が危険になることもあります。「おかしい」と思ったら涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。
5 周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声をかけあうなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
◆こんな症状に注意!
次のような症状が現れたら、適切な対処を行いましょう。
重症度 |
症状 |
対処 |
☆ 重症度1 |
・体温上昇 ・めまい ・立ちくらみ ・こむら返り ・筋肉痛 ・大量の汗 |
涼しい場所へ移動・安静 水分・塩分を補給 ↓ 改善しない場合または悪化する場合は医療機関受診 |
☆☆ 重症度2 |
・頭痛 ・吐き気 ・体がだるい ・力が入らない ・集中力や判断力の低下 |
涼しい場所へ移動・安静 塩分を補給 ↓ 口から飲めない場合や症状の改善が見られない場合は医療機関受診 |
☆☆☆ 重症度3 |
・意識障害(会話がおかしい、呼びかけに対し反応がおかしい) ・けいれん ・運動障害(普段通りに歩けないなど) |
涼しい場所へ移動・安静 体が熱ければ首や脇の下、足の付け根など、大きな血管の通っている部分を水や氷で冷やす ↓ すぐに救急車(119)を要請する |
受診が必要な場合で、お近くの医療機関が分からない時は下記までお問い合わせください。
埼玉県救急医療情報センター(24時間対応で、受診可能な医療機関を案内しています)
048-824-4199(良い救急)
◆知っていますか?子どもや高齢者の体の特徴
|
特徴 |
対策 |
子ども |
・体温調節機能(汗腺など)が未熟なため、熱中症にかかりやすい ・大人と比べると、地面の照り返しにより高い温度にさらされる |
・お子さんの様子を十分に観察しましょう ・遊びの最中には、こまめに水分補給や休憩を ・外出の服装に注意し、帽子も忘れずに ・日頃から栄養バランスのとれた食事や運動、遊びを通して暑さに負けない体づくりを実践しましょう |
高齢者 |
・体温を下げるための体の反応が弱くなっている ・汗をかきにくい、暑さを感じにくい ・エアコンがあっても使用しないかたが多く、自覚がないまま熱中症に陥る危険性がある |
・室温をこまめにチェックし、エアコンや扇風機を活用しましょう ・のどが渇かなくても水分補給! ・調子が悪いと感じたら、家族や近くの人にそばにいてもらいましょう |
※上記の症状だけでなく、食が細くなっていないか、尿が減っていないかなど、周囲が兆候を見守ることが必要です。
関連リンク
ダウンロード
熱中症予防5つのポイントー埼玉県 (PDFファイル: 3.7MB)
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電話:048-256-1135(ファックス:048-256-2023)
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