ペットを飼う前に考えてほしいこと

更新日:2024年08月30日

川口市保健所には、ペットの引き取りに関して多くの相談が寄せられます。

その内容には以下のようなケースがあります。

・引越しで飼えなくなった
・飼い主が病気または死亡して、面倒が見れなくなった
・ペットが病気になり、治療費の負担ができない
・ペットが言うことを聞かず手に負えない
・家族に赤ちゃんが生まれ、アレルギーを発症した

ペットを持ち込む事情は様々ですが、最期まで責任を持って飼うという、飼い主として当たり前の責任を果たせなかった結果、多くの尊い命が奪われています。

ペットを飼う前に、最期まで責任を持って飼えるのか、家族と話し合い、もう一度よく考えましょう。

1.あなたの住まいはペットを飼える住居ですか?

猫

住まいがペットを飼える住居であることは、必要不可欠です。

住居の広さや周辺環境など、近隣に迷惑をかけないように飼うための環境が整っているか、再確認しましょう。

また、転居や転勤の予定がある場合は、慎重な判断が必要です。

2.あなたの飼いたいペットは、あなたのライフスタイルに合っていますか?

ペットは種類や品種によって、生態や必要な世話が大きく異なります。

見た目やイメージにとらわれることなく、それぞれのペットの特性をよく理解して、自分のライフスタイルと目的に合っているか、冷静に判断して下さい。

3.あなたの家族は全員、動物を飼うことに賛成していますか?

ペットを飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。

あなたが突然の病気やアクシデントに見舞われたときも、家族の協力が必要となります。

4.家族で動物に対するアレルギーを持っている人はいませんか?

動物の毛やフケ、排泄物などにアレルギー反応を起こす体質の人もいます。飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。

5.毎日欠かさず世話に時間と手間をかけられますか?

犬

犬・ねこの平均寿命は適正に飼養すれば約15年です。

毎日のエサ、糞尿の始末、清掃、散歩、しつけ、健康管理など約15年間欠かさず続けていくことが出来るかよく考えて下さい。

6.あなたの体力で世話ができるペットですか?

小さな子供がいる家庭や、高齢者のみでペットを飼う場合、それぞれの環境や体力に合った種類や大きさを選ぶ必要があります。

特に高齢者の場合は、飼い主が病気になったり、先に亡くなったりした場合、引き続きペットの面倒を見てくれる人がいるかどうかも、十分考慮して下さい。

7.近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?

鳴声、臭い、糞の放置など多くの地域でトラブルの元になっています。

近隣に迷惑をかけないために、糞の始末はもちろん、適切なしつけや防音対策などもしなくてはなりません。

8.ペットの一生にかかる費用を考えてみましたか?

犬

ペットを飼うには、購入代金だけでなくその後のお金もかかります。

具体的には、毎日のエサ代、首輪やケージなどのペット用品代、ワクチン代や不妊手術費用、定期的な健康診断や、ケガや病気をした時の医療費などです。

また、種類によっては定期的なトリミングや爪や歯の手入れが必要です。これらの金額が、生涯どのくらいかかるのか、冷静に考えてみて下さい。

9.生涯にわたる計画を立ててみましたか?

ペットの生涯だけでなく、あなた自身の生涯も含めて考えて下さい。

ペットが高齢になったときは介護も必要になります。特に足腰の弱くなった大型犬の介護には、大変な労力を要します。

あなたにも就職、進学、転居、結婚、出産など様々な人生の転機があります。家族とよく話し合い、最期まで飼い続けることができるのか考えて下さい。

10.万一、飼えなくなったときのことを考えていますか?

あなたが突然入院したり、先に亡くなってしまうこともあるかもしれません。
代わりに飼ってくれる人がいるかどうか、先のことを見据えての準備が必要です。

"もしも"のときに備えていますか?

参考

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川口市保健所 生活衛生課
<生活衛生係・動物愛護係>
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郵便物郵送先:〒332-8601 川口市青木2-1-1(川口市役所本庁舎)
電 話:048-229-3913(生活衛生係直通)
048-229-3979(動物愛護係直通)
電話受付時間:8時30分~17時15分(土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始を除く)
ファックス:048-281-5765

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