鳥獣に関するよくある質問

更新日:2023年04月01日

カラスに威嚇されました

3月から7月にかけてはカラスの繁殖期であることから、巣の周辺で威嚇行動が見られることがあります。
通常では、こちらから手出しをしなければ至近距離で威嚇をすることはありません。ただし、ヒナが巣立つ直前、もしくはうまく飛べずに落下していた場合などに、近くを通った人間を激しく威嚇、攻撃する危険があります。

対処方法

  • カラスが普通よりも騒いでいる場合には近寄らない。
  • カラスに背中を見せず、目を離さないように注意しながらその場を離れる。
  • カラスが騒いでいる場所を通るときは、傘や帽子などで身を守る。

 

カラスがごみを荒らして困っています

カラスについて、年間を通じて問題となるのは、ごみステーションのごみの散乱です。カラスは餌となる生ごみを目当てに集まりますが、これはカラスを近づけないように、ごみ出しのルールなどを守ることにより、ある程度解決できる問題です。
カラスによる被害の原因は、このように我々人間が作り出している場合が少なくありません。根本的なカラス対策としては長期的なごみ対策が最も効果的であり、現実的な対策とされています。

対処方法

  • 生ごみは水気を切り、新聞紙などに包んで、ごみ袋の奥に入れて出す。
  • 収集日や排出時間をしっかり守る。
  • ステーションには目の細かい防鳥ネットをかけ、ごみをしっかりと覆う。

 

カラスがベランダに出没します

カラスは3月から7月にかけての繁殖期に、巣の材料を求めて軒先やベランダに現れます。また、餌をねらって襲われる可能性もあります。

対処方法

  • 針金製のハンガーなど、巣の材料になるものを出しっぱなしにしない。
  • ペットの鳥籠をベランダに出しておかない。または目を離さない。
  • カラスが寄り付かないように、テグス(ナイロンなどの合成繊維でできた紐)を張る。
  • カラスが寄り付かないように、不要なCDなど光るものを吊り下げる。

 

カラスが電柱に巣を作っています

電柱への営巣により、カラスに威嚇されるなどの被害が発生している場合、東京電力パワーグリッド株式会社が適切な時期に巣の撤去を実施しています。
以下のカスタマーサービスへご相談ください。

お問い合わせ先

東京電力パワーグリッドカスタマーサービス
電話番号 0120-995-007

 

自宅に鳥の巣を作られてしまいました

カラスの巣の対処方法と同じです。以下のページの「カラスの有害鳥獣捕獲許可」をお読みください。

有害鳥獣捕獲の許可について

 

ドバトが集まってきます

ドバトが巣を作っている場所や寝泊まりしている場所があると、その場所は、ドバトの執着心が高い場所と推測できます。
多くの人が住んでいるマンションなどの場合、餌をあげているかたがいたり、空き部屋のベランダにドバトが出入りしていたりすると、建物全体にドバトを呼んでしまうことがあります。初期的な対策としては、ドバトが気に入る要因を近くに作らないことが重要となります。

対処方法

  • ドバトは糞があると安心するため、糞があったらすぐに掃除する。
  • 営巣場所となるベランダの室外機の下や物置の下、植木の奥などの隙間に入り込めないよう、水を入れたペットボトルを置くなど工夫する。

 

飛べない野鳥がいます(傷病野生鳥獣保護について)

野鳥は、自然の中で生き、傷つき、死んでいく存在です。人がむやみに手を加えるべきものではありません。そのため、飛べない野鳥を見つけた場合は、その場で見守っていただくようお願いいたします。

しかし、野鳥が傷ついて飛べない場合、野鳥の種類(ドバト・カラス・ムクドリ・カワウ等を除く)や状態により、指定保護診療機関(動物病院)で治療を受けられることがあります。埼玉県中央環境管理事務所へお問い合わせください。

なお、治療を受ける際は、原則保護された方が動物病院へお持ち込みいただくようお願いしています。その際、持ち込み者の負担はありません。

傷病野生鳥獣保護についての詳細はこちら(埼玉県中央環境管理事務所)

お問い合わせ先

埼玉県中央環境管理事務所
電話番号 048-822-5199
ホームページ http://www.pref.saitama.lg.jp/b0501/nature-chuo.html

 

死亡した野鳥を見つけました

複数の野鳥が同時に死んでいる場合は、ウイルス等に感染している可能性があります。その場合は、速やかに埼玉県中央環境管理事務所へご相談ください。

死亡した野鳥を見つけたら(PDF:149.2KB)

明らかに衰弱や交通事故により死亡した個体については、川口市で回収いたします。
以下の収集業務課のページをご参照ください。

動物死体の処理方法を教えてください

お問い合わせ先

埼玉県中央環境管理事務所
電話番号 048-822-5199

川口市収集業務課業務係
電話番号 048-251-1174

 

屋根裏でネズミより大きな動物の足音がします

屋根裏に小動物が入り込んだ様子があり、ネズミより大きな動物のように思える場合は、アライグマの可能性があります。
アライグマが棲みつくと、鳴き声による騒音、糞尿による天井の染み、作物を荒らされるなどの被害が生じます。

対処方法

アライグマは特定外来生物に指定されており、駆除の対象です。
以下のページをご覧のうえ、自然保護対策課へご相談ください。

アライグマについて

 

タヌキ・ハクビシンを見かけました

タヌキやハクビシンの目撃情報は、農地だけでなく住宅地からも寄せられているため、市内の生息域は広範囲に及ぶものと考えられます。
これらの昔からもともと住んでいる野生動物は、人間との共存が原則です。このため、法律でむやみに捕獲できないことになっています。

対処方法

  • エサをあげない。
  • 生ごみや作物、ペットのエサを放置しない。
  • 生ごみの出し方を守る。
  • 作物の管理を適正におこなう。
  • むやみに触らない。
  • 家の床下や屋根裏は、侵入される可能性のある穴や隙間をふさぐ。
  • 日ごろから家屋の点検をしておく。

タヌキやハクビシンにエサをあげることで、人が与える食物への依存や人馴れが進んでしまいます。これにより人身被害や農作物被害の誘因となるほか、生態系などへの影響が生じるおそれがあります。
また、むやみに触ろうとすると、咬み付かれたり、ひっかかれたりするおそれがあります。

被害を未然に防ぐために、棲みつかれる要因をなくすことにご協力ください。

タヌキ・ハクビシン・アライグマそれぞれの特徴

タヌキやハクビシンに似た小動物で、アライグマも市内で目撃されています。

判別がつかない小動物から被害を受けている場合、特定外来生物のアライグマの可能性があれば、罠を設置させていただくことがあります。
以下のページをお読みのうえ、自然保護対策課へご相談ください。

特定外来生物について

タヌキ

  • 耳のふちが黒い。
  • 眉間に筋はない。
  • ヒゲが黒い。
  • 手足が黒い。
  • 指は4本。
  • 尾が短く、しま模様はない。

ハクビシン

  • 眉間に白い筋がある。
  • 鼻がピンク色の個体がいる。
  • 指は5本。
  • 尾が細長くて黒い。

アライグマ

  • 耳のふちが白い。
  • 眉間に黒い筋がある。
  • ヒゲが白い。
  • 手足が黒くない。
  • 指は5本。
  • 尾が長くて、しま模様がある。
タヌキの写真

タヌキ

(写真提供「農林総合研究センター」)

ハクビシンの写真

ハクビシン

(写真提供「農林総合研究センター」)

お問い合わせ

自然保護対策課
所在地:〒332-0001川口市朝日4-21-33 (朝日環境センター・リサイクルプラザ棟3階)
電話:048-229-6735(直通)
電話受付時間:8時30分~17時15分 (土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始を除く)
ファックス:048-224-5304

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