梅毒が増えています!
更新日:2025年03月31日
どんな病気?
梅毒は、性的な接触(感染部位と粘膜や皮膚が直接接触すること)などによって感染する病気です。
原因は「梅毒トレポネーマ」という病原体で、感染すると全身に様々な症状が出ます。
2010年以降、梅毒の報告数は増加し続けています。早期発見・早期治療で治すことができる感染症です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置すると、長期間の経過で重大な合併症を引き起こす危険があります。
不安や心配があるときは、一度検査を受けてみましょう。保健所では、匿名・無料で検査が受けられます。
どのように感染するの?
主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚との直接の接触です。
感染するとどのような症状が出るの?
感染した後、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。
第1期
感染後、約3週間経過すると、感染部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門など)にしこりができたり、そけい部(足の付け根)のリンパ節が腫れることもあります。
第2期
治療をしないで3か月以上経過すると、梅毒トレポネーマが血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体に「バラ疹(うっすらと赤い発疹)」がみられるようになります。
晩期
感染後、数年経過すると、骨や筋肉、皮膚などにゴムのような腫瘍ができる場合があります。心臓や血管、脳など複数の臓器に病変が生じ、死に至る場合もあります。
注意してほしいこと
- 妊娠しているかたが梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産・早産・新生児死亡・奇形が起こることがあります(先天梅毒)。妊婦健診で検査し、早期発見・早期治療により母子感染を防ぎましょう。
- 一時的に症状が消える無症候期があり、これが受診の遅れにつながることがあります。症状がある場合には、受診しましょう。
- 治療後完治しても、感染を繰り返すことがあるため、再感染の予防が必要です。
予防
感染しても気付かないことが多く、気付かないうちに感染を広げてしまうことがあります。
以下の方法で感染を予防しましょう。
- コンドームの使用(性器や口腔粘膜などの直接接触を防ぐことができる)
- 特定のパートナーであっても、お互いに感染していないかを確認するために検査を受ける
- 不特定多数との性行為は避ける
梅毒急拡大 啓発ポスター

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関連情報
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川口市保健所 疾病対策課感染症係
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電 話:048-266-5557(川口市保健所代表)
048-423-6726(感染症係直通)
ファックス:048-423-8852(代表)
048-423-8922(直通:医療機関に限る)
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