女性のライフステージと健康
更新日:2025年09月01日
女性のライフステージと健康課題
女性は、生涯を通じてホルモンバランスが大きく変動し、その影響で心身に様々な変化が生じます。
下の図は横軸が女性の年齢、縦軸は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量を表します。この世代によって注意したい症状や病気も異なります。
【厚生労働省】女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(外部リンク)
思春期(10~18歳頃)
「思春期」はこどもからおとなへ変わっていく移行期全体を指します。この時期は女性ホルモンが増えていくことによって、二次性徴と呼ばれるからだの変化があらわれます。また、こころにも大きな変化がある時期です。
からだも心も不安定な時期だからこそ、健康的な生活習慣を保つために正しい知識を身につけましょう。
【厚生労働省】困難な問題を抱える女性を支える「あなたのミカタ」(外部リンク)
【こども家庭庁】 スマート保健相談室(若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト)(外部リンク)
【埼玉県】埼玉県LGBTQ県民相談「にじいろ県民相談」(外部リンク)
性成熟期(18~45歳頃)
「性成熟期」は就職、結婚、出産など様々なライフイベントにより、生活や環境が大きく変化する時期です。この時期は女性ホルモンが盛んに分泌するため、月経に関するトラブルや子宮の病気等に注意が必要です。日常生活に支障が出るほどのひどい月経痛や、不正出血などの症状がある場合は、放置せず早めに医療機関を受診しましょう。
特に症状がない場合でも、健康診断やがん検診などを定期的に受診し、普段からの健康管理を心掛けましょう。
【厚生労働省】困難な問題を抱える女性を支える「あなたのミカタ」(外部リンク)
妊娠に関すること
【厚生労働省】妊娠・出産をサポートする 女性にやさしい職場づくりナビ(外部リンク)
【こども家庭庁】みんなで知ろう、不妊症・不育症のこと(外部リンク)
【埼玉県】にんしんSOS埼玉(思いがけない妊娠に関する相談窓口) (外部リンク)
【埼玉県】小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性(にんようせい)温存療法研究促進事業(外部リンク)
【埼玉県】不妊症・不育症等ピアサポートセンター「ふわり」 (外部リンク)
更年期(45~55歳)
「更年期」は女性ホルモンの分泌量が急激に低下しはじめ、“更年期障害”といわれる心身の不調があらわれる時期です。個人差はありますが、閉経の平均年齢が50歳前後といわれ、その前後各5年をあわせた10年を指しています。
生活習慣病にも注意が必要になります。引き続き、健診(検診)などの健康管理を行い、気になる症状があれば自己判断せずにかかりつけ医や専門医に相談しましょう。
老年期(55歳~)
「老年期」は女性ホルモンの分泌量が乏しくなり、更年期の体調不良が安定する一方で、骨粗鬆症や生活習慣病などのリスクが高まる時期です。より健康に気を付けて過ごしましょう。女性ホルモンの減少によりうつ症状が現れることもあります。気分がすぐれないときは無理をせず、専門医を受診しましょう。
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川口市保健所健康増進課
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